
周期表の 1 族のうち水素を除いたものをアルカリ金属といい、リチウム Li、ナトリウム Na、カリウム K、ルビジウム Rb、セシウム Cs、フランシウム Fr が該当します。
アルカリ金属の性質の1つに水と反応して水素を発生して爆発するというのがありますが、今回はその様子を動画でご覧ください。何かの推理小説で Na を人の入ってる風呂に投げ込んで爆発させて殺すってのを聞いたことがあるけど、Na くらいでは人を殺せないことがよくわかります。でも Cs は軽く人を殺せそうな雰囲気です。
Na や K なんかを水と反応させると危険なのは化学を習った人ならたいてい知ってることなのですが、Rb とか Cs の方が激しい爆発力を持ってるんですねぇ。つまり周期表で下に行くほど爆発力が増すってこと。
よくよく考えると電気陰性度は周期表で上に行くほど大きい、つまり陽性は周期表で下に行くほど大きいから当然と言えば当然なのですが・・・。もっと原理的に言えば 「周期表で下に行くほど最外殻電子が原子核から遠くなるため、電子を放出して酸化還元反応を起こしやすい」 ということですね。
私も見てみたいですが、さすがに実験のお兄さんも命が惜しかったんでしょう!笑。(たぶんFrの単体はなかなか手に入らないんじゃないでしょうか)
カネと命が惜しかったのでしょう^^
FrOHが生成される。