やってみようなどとは露にも思わない反応条件の紹介。「鮭精巣由来 DNA 触媒のマイケル反応」「動物骨粉触媒のヘテロ環合成」「細かく刻んだ人参を用いた不斉還元」「ハイネケン中でのマイケル反応」 が紹介されています。・・・確かに一生やることはない気がする。
◆ 発表のデザインについて
・ 伝わるデザイン 研究発表のユニバーサルデザイン
・ 科学技術コミュニケーション、ビデオと電子書籍で学べます (CoSTEP)
◆ 『ラブ・ケミストリー』 がテレビ番組の題材に
ミステリー小説を映像化しゲストが謎解きをするテレビ番組 「超再現!ミステリー」 の 5/8 放送分の題材に 『ラブ・ケミストリー』 が取り上げられました。ネットで検索をかければ動画も出てきますが、長時間だったり海外動画サイトだったりするので、研究室や職場のパソコンでは見ないようにご注意を。ただし、有機化学的な描写はあまりなく、主人公の能力も少しおかしなことなってますので、有機化学的な楽しみ方をしたい方は原著をオススメします。
◆ ワイリー・サイエンスカフェより
・ お探しの本があればお得! 理工洋書専門のオーヴィス・ウェブショップでWiley書籍を特価セール
・ <論文紹介> パラジウム触媒クロスカップリング − 歴史的視点で見た2010年ノーベル化学賞
・ <記事紹介> フェロセンの発見とサンドイッチ構造の解明への道のり
◆ 本日の名言
起きている時間は、ほとんど全部、科学のことを考えています。九時から五時までの職業とは違いますから。科学者として成功するためには、本当に、時間のある限り考えぬいて、眠っているときにさえ、無意識のうちに問題に挑み続けていることを願わなくてはなりません。答えが出るまで、まるで獲物に食いついて放さないテリアのようなものです。これは、人を完全に没頭させる、一日二四時間の職業です。
マイケル・バーリッジ (細胞生物学者) の言葉
『科学者の熱い心―その知られざる素顔』[pp.276-277] より
科学者というのは九時から五時までの仕事じゃないということだ。科学をやるとなったら、一日二四時間やらなきゃならん。家にいる時も科学のことを考えなくちゃならないし、ベッドに入ったら科学の夢を見るだろうさ。要するに、頭からどっぷり科学に漬かるってことだよ。
カルロ・ルビア (素粒子物理学者) の言葉
『科学者の熱い心―その知られざる素顔』[p.379] より