
アジア・太平洋地域から選抜された大学院生とノーベル賞受賞者の学術交流会 HOPE ミーティング。その第 4 回開催概要と募集要項が昨日発表されました。第 4 回のテーマは 「未来を創る化学」 で、野依良治先生、鈴木章先生、根岸英一先生をはじめ豪華なノーベル章受章者も参加されます。その内容は、ノーベル賞受賞者などの世界の知のフロンティアを開拓した人々との対話、寝食を共にしての参加者同士の交流、さらには人文社会・芸術分野の講演やコンサートといった幅広いものとなっています。いずれも通常の研究生活だけでは得られない、貴重な体験ではないでしょうか。
募集人数は日本からは約 25 名、アジア・太平洋地域から約 85 名。使用言語は英語です。博士後期課程の学生が対象です。選考で選ばれた場合、往復交通費・宿泊費・食費は主催の日本学術振興会が負担してくださいます。開催場所は東京近郊。開催日程は 2012 年 3/7 (水) - 3/11 (日) の予定で、受付期間は 2011 年 9/12 (月) - 9/27 (火) ですが、申し込みには色々と書類が必要ですので、ご興味ある方は準備をお早めに。詳しくは 公式ホームページ をご覧ください。
実は私は 2 年前の第 2 回 HOPE ミーティングの取材依頼を受けて、参加させていただきました。そのときの様子は HOPE ミーティング: 人と人の化学反応 と HOPE ミーティング Jr. (ジュニア): 小さな科学者の大きな経験 で紹介させていただきました。しかしながら、私の文筆力のなさで伝わらない部分もたくさんあると思いますので、下の公式動画で実際の雰囲気をご覧ください。
この記事は HOPE ミーティング側に依頼されて書いたものではありません。本当に素敵な機会だと思います。博士後期課程のみなさま、ぜひ 公式ホームページ をチェックしてご検討ください。ちなみに、公式ツイッター @hope_meetings を見ると、第 3 回では一部の講演の様子を USTREAM を通して配信していたようです。第 4 回ではどうなのかわかりませんが、参加できなかった場合もこうした形で楽しめるかもしれませんね。