教科書は体系的によくまとまっており、また内容も幅広くとても勉強になるものです。一方で、場合によっては情報が少し古かったり、より専門的に突っ込んだ内容が知りたいこともあるでしょう。そういった場合に、世界の有機化学の先生の講義資料が役に立つこともありますので、講義資料を公開している研究室を少し紹介したいと思います。
◆ David A. Evans 教授の講義資料
種々の反応についての講義資料。全 35 回。
◆ Alan C. Spivey 教授の講義資料
立体電子効果、生合成と全合成、芳香族化学、コンビナトリアル化学などなど。
◆ 武田 敬 教授らの講義資料
リンク先、中段あたりの 「過去の大学院講義ハンドアウト」 が大学院生向け。
◆ Phil S. Baran 教授の講義資料
私は上段右側の •Essentials of Heterocyclic Chemistry を重宝しています。
◆ Gareth J. Rowlands 教授の講義資料
下のような綺麗なスライドの講義資料がズラリ。デザインの勉強にもなるかも。
SlideShare で学ぶ、立体選択的な反応と合成 で紹介したスライドの作者の方です。
◆ M. Christina White 准教授の講義資料
有機金属化学 (遷移金属) の講義資料。全 12 回。
コメント欄で Hajime Seki さんに教えていただきました。ありがとうございます!
ちなみに ChemPort の右下にはセミナー資料を公開している研究室を紹介していますので併せてどうぞ。あと上で紹介した以外で、オススメの講義資料があればコメント欄で教えてくださいね。
情報ありがとうございます!
Christina White の有機金属化学、未チェックでした。
早速、記事の中にも取り入れさせていただきました。
よっちゃんブログみたいに、短時間で気軽に読めて好きです。
佐藤さんの記事とか、試薬の新製品とか、豆知識が増えますよ。一度目を通してみてくだされ。
情報ありがとうございます!
TCIメール、私も好きです。だいたい毎号読むようにしています。
TCIメールの方が好きですが、和光純薬時報にも面白いことが書いてあることもありますよー。