結合切断のハサミを綺麗に描く方法

結合切断のハサミ、ときどき論文やプレゼンテーションで見かけるようになりましたね (例えば この論文 の Graphical Abstract)。創薬化学でも合成展開 (薬の候補化合物の構造変換) で 「ここの結合を切っってこっちでつなげた化合物を作ってみました」 なんて時にハサミを使っているのを見かけます。そんな結合切断のハサミ、私は使ったことがなかったのですが、会社の同期が使っていて書き方を教えてもらったのでご紹介まで。

画像ファイルを使ってもいいのですが、拡大や回転させたときにどうしても汚くなってしまいます。そこで役立つのがフォント。

@ 半角でダブルクォーテーションマーク 「"」 (Shift+2) を書く。
A フォントを 「Wingdings」 に変換する。
B 「Object」→「Rotate」 で好きな角度に調節する
C 色を変えたり配置したりして完成!

090521-1.bmp

これで拡大縮小・反転回転しても綺麗なハサミが ChemDraw 上で書けます。ちなみにフォント 「Wingdings」「Wingdings2」「Wingdings3」「Webdings」 でキーボードを叩くと様々なフォント絵が出せるのでお試しください。下に 「Wingdings」 で化学で使えそうな (?) ものをいくつか並べてみました。 

090521-2.bmp

以上、フォントを利用して結合切断のハサミが綺麗に書けるという、嘘のようなフォントの話でした。笑。他の方法をご存知の方はコメント欄等でお知らせください。

他の ChemDraw のテクニックは柴崎正勝研の ChemDrawTIPS:ペンツール(ベジエ曲線)の使い方ChemDrawTIPS:もう一工夫 によくまとまっていますので、未読の方は目を通してみては?

[関連1] ChemDraw を使いこなすための参考資料 [日本語] (気ままに有機化学)
[関連2] ChemDraw を貼った文書の PDF 化トラブルと解決策 (気ままに有機化学)

気ままに有機化学 2009年05月22日 | Comment(4) | TrackBack(0) | コーヒーブレイク
この記事へのコメント
<font face="wingdings">#"#"JKLN></font>
Posted by はかた at 2009年05月24日 05:55
でない。さては、タグ使用禁止ですか?
Posted by はかた at 2009年05月24日 06:00
やったーやったー、いい選択性が出た出た。
よし、しゅうしゅう君、このハサミは今度の発表で使わせてもらおう。

イイだ先生にも「カニばさみ」としてちゃんと伝えておくように。

そして↑の博多は悪戦苦闘。
Posted by はたる at 2009年05月26日 23:15
>はかた さん
私はタグ使用禁止に設定してはいないので、おそらく seesaa ブログ自体がコメント欄はタグ使用禁止なのだと思います。ってかココで試さないでください!笑

>はたる さん
おめでとうございます!
どんな選択性か知りませんが publish されたらまた教えて下さいねー。ハサミを使うってことは結合切断反応か C-H/C-C/C-N activation あたりでしょうか??
Posted by 気ままに有機化学(管理人) at 2009年05月28日 21:00
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