日本のノーベル化学賞受賞者4人の名言を集めてみました。
栄光の裏に隠れた哲学が垣間見えるのではないでしょうか。
福井謙一 ・・・ 1981年、フロンティア軌道理論で受賞
「メモしないでも覚えているような思いつきは大したものではない。
メモしないと忘れてしまうような着想こそが貴重なのです。」
「時間と空間を媒介して、宇宙空間の全ては因果関係でつながっている。」
「科学者を目指す若者に中等教育で最も励んで欲しいのは数学、特に平面幾何学である。」
白川英樹 ・・・ 2000年、伝導性プラスチックで受賞
「私の分野では、実験をやる能力もかなり要求されるけれども、
気分を変える能力もまた、必要だと思います。」
「化学は予期しないことが起きる。そこで独創性が問われると思います。」
「学問では回り道も大切。」
野依良治 ・・・ 2001年、触媒的不斉反応で受賞
「有機化学はマージャンよりやさしく、マージャンより面白い。」
「音楽でも美術でも、とにかく一流を知れ。」
「自分と同じ研究をするな。どうせ僕を追い越すことはできない。」
田中耕一 ・・・ 2002年、レーザーイオン化質量分析計用試料作成方法で受賞
「失敗からは、必ず新たな発見がある。最近は、失敗するのが楽しみになってきました。」
「『常識』の反対は、『独創的』である。」