動体視力に関与するタンパク質「ピカチュリン」発見

080726.gif

今回は有機化学にはあんまり関係ないけど、読売新聞 より、
 視覚の情報を脳へ効率よく伝えるために必要なたんぱく質を、大阪バイオサイエンス研究所チームがマウスで発見した。

 動体視力の優劣に関係しているとみられることから、素早い動きが特徴の人気アニメキャラクター「ピカチュウ」をもじって「ピカチュリン」と名付けられた。

 網膜色素変性症などの治療につながる可能性がある。20日付の科学誌ネイチャー・ニューロサイエンス電子版で発表する。

 古川貴久・第4研究部長らは、マウスを使って、光を感じる網膜の視細胞ができる際に働く遺伝子を解析し、ピカチュリンを発見した。視細胞から脳へ信号を送る神経への「つなぎ目」だけに存在するという。

 ピカチュリン遺伝子を壊したマウスでは、正常なつなぎ目ができず、信号の伝達時間が約3倍かかった。速い動きに対する眼球の反応も遅くなり、動体視力にかかわっているらしい。古川部長は「イチロー選手のように動体視力に優れた一流の運動選手は、ピカチュリンの働きに違いがあるのかもしれない」と話している。
「イチローリン」 ではなく 「ピカチュリン」 と命名したあたり、イチローよりもピカチュウの方が世界的な人気・知名度は高いと判断してのことでしょうか。それとも研究者の趣味でしょうか。笑

以前、ポケモンが癌を起こす!? という記事で紹介しましたが、過剰発現すると癌を引き起こすタンパク質に 「Pokemon」 という名前が付けられたもののポケモンの米国法人からクレームがあって名前を変えられてしまいました。今回は 「ピカチュリン」 が悪さをするわけではないし、名前も微妙に変えられているので大丈夫だと信じたいところです。

この 「ピカチュリン」 といい 「Pokemon」 といい、以前紹介した 「OTOKOGI」 といい、生物学の専門用語もときどき面白いですね。遊び心があって個人的には大好きです。笑

気ままに有機化学 2008年07月26日 | Comment(0) | TrackBack(0) | 用語・英語
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前 (ハンドルネーム可):

メールアドレス (任意):

ホームページアドレス (任意):

コメント:


この記事へのトラックバック