新反応発見の方法論 (4)

新反応発見の方法論 (1)、(2)、(3) では新反応をスクリーニング的に見つけだす方法について紹介しました。先週の Nature Chemistry に、この分野のレビュー [論文] が発表されました。私もまだ内容読めていませんが、この領域に興味のある方には待望のレビューかと思います。

[論文] "Contemporary screening approaches to reaction discovery and development" Nature Chemistry, 2014, 6, 859.

2014年10月の有機化学関連書籍

　　　

◆ 和書
・ クリックケミストリー―基礎から実用まで
・ フロンティアオービタルによる新有機化学教程
・ 金属錯体の量子・計算化学
・ 錯体化学の基礎と応用
・ 生き物たちの化学戦略―生物活性物質の探索と利用
・ ケミカルビジネスエキスパート養成講座 改訂版
・ 現代化学 2014年 11月号 [雑誌]
・ 化学 2014年 11月号 [雑誌] (一部を除いて 化学同人 HP で無料で読めます)

◆ 洋書
・ Bioinspired Catalysis: Metal-Sulfur Complexes
・ Multicatalyst System in Asymmetric Catalysis
・ Ruthenium in Catalysis
・ Fundamentals of Asymmetric Synthesis
・ Transition Metal Catalysis in Aerobic Alcohol Oxidation
・ Homogeneous Catalysis: Mechanisms and Industrial Applications
・ Advances in Organometallic Chemistry, Volume 62
・ Organic Reactions,
・ Metal-Organic Framework Materials
・ Concepts and Case Studies in Chemical Biology
・ Natural Products Analysis: Instrumentation, Methods, and Applications
・ Gold Clusters, Colloids and Nanoparticles I
・ Dynamic Pulsed-Field-Gradient NMR
・ Molecular Computing: Origins and Promises
・ Molecules That Amaze Us

反応機構クイズ (3)

◆ 問題
下図左のニトリルを塩酸／アセトニトリルで加水分解すると、下図右の化合物が副生した。この副生成物が生成する反応機構を書きなさい。

◆ 解答
反応機構が書けたら、あるいは諦めたら、こちらの論文（DOI: 10.1021/ol5028249）の Scheme 6 を参照してください。

[関連1] 反応機構クイズ (気ままに有機化学)
[関連2] 反応機構クイズ (2) (気ままに有機化学)